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Blender 2.74: Cycles

Cycles に次のような改良が行われました:レイと三角面との BVH 構築が強固に、新しい QBVH ツリートラバーサル構造、特にメモリ使用量に関する物など、様々な最適化、Geometry(ジオメトリ)ノードの新しい Pointiness(凸部分)アトリビュート、他のオブジェクトによる、オブジェクトのテクスチャ空間のコントロールなど…。

BVH

  • レイと三角面との交差の漏れがなくなりました。これにより、Bug Tracker の多数の報告の解決が期待できます。さらに一部のシーンでのノイズ軽減にも役立つでしょう。(f770bc4757a2)
  • SSE2に対応する CPU 用の QBVH 最適化構造の実装。GPU レンダリングと SSE なし、32ビットプロセッサではまだ通常の BVH を使用しています。(03f28553ff07)

最適化

  • リンクがない Vector Math(ベクトル演算)ノードを、単一の Value(値)ノードに最適化。(43421e9c5354)
  • シェーダツリーの変更とビューポートレンダー間のラグの短縮。(2dfe5e3)
  • コマンドラインからレンダリング時のタイルの順番をボトムアップに戻しました。(bb08502)
  • メッシュのアトリビュート作成時のメモリ消費量を最適化。(1862fbf)
  • ワールド背景のシェーディング更新で使用されるメモリの量を削減。(0f65250)
  • 中間物の BVH ベクトルで先に使用していたメモリの解放による、BVH 生成時のメモリ使用量の最適化。(3bc9ac1)

ノード

Pointiness(凸部分)アトリビュート使用例
  • 形状表面でどれだけ「突出」しているかを示すアトリビュートを追加。Geometry(ジオメトリ)ノードの "Pointiness(凸部分)" 出力にて使用可能です。(227a940)
  • 他のオブジェクトによるテクスチャマッピング(訳注:いわゆるBIの「オブジェクト」テクスチャ座標」)に対応。(df07a25).
  • Image Texture(画像テクスチャ)ノードが Sphere(球)と Tube(チューブ)マッピングに対応。(12ccac6dda3554)
  • Image Texture(画像テクスチャ)の Cubic(三次式)補間が CPU で利用可能になりました(従来は OSL のみ)。3b9d455


その他

  • Cycles がクリッピング球の代わりにクリッピング平面を使用するように。(54fd3f3).
  • カメラの Equirectangular(正距円筒図)に視野角用オプションが追加。 (4118c1b)
  • ETA 計算時に前処理の時間を無視するように。(193871a)
  • プレビューレンダリング時のプログレッシブアップデートのタイムアウト時間を小さくし、マテリアルのフィードバックがさらにすばやく行われるように。(888d810)

前方互換性の破壊について

Cycles の Mapping(マッピング)ノードに古いバグがあった所為で、Blender 内部レンダーや GLSL/マテリアルビューポートシェーディングに比べ、全く違う結果なっていました。これはオイラー(の回転軸)の順序が Cycles では反対になっていた所為です。

これが現在修正されました(a1ffb49)が、古いバージョンの Blender でこのノードを使用した新しいファイルを開くと、結果が変わります。